設立趣旨

街を歩くその先々で眺める風景や、ふと手にとったペンで描く線や形、または自分の何気なく選んだ今日の服装も、大切な個性や自己決定であり自由です。私たちリベルテは障害のある方たちと、そんな「何気ない自由」や「権利」を尊重していける社会や人、関係づくりを行っていきます。

障害のある方の日々の「からだ」と「こころ」や社会的な状況は、その日「生きること」に切実です。ですが、障害は、障害と一緒に生きている個人だけが抱え責任を負うものではないと私たちは考えます。人が生きる上で、人との関係や社会の中で生じる「摩擦」が、ひとりではどうしようもできない困難となる時に、それは「障害」となると考えています。

地域社会で暮らす中で生じるその「摩擦」は障害のある人たちにとっても、もちろん私たちにとっても、「何気ない自由」や「権利」を削りとってしまうことがあるでしょう。「何気ない」ことだからこそ、意識や注意を払っていないといつの間にかなくなってしまう・失われてしまうような小さくてささやかな「権利」や「自由」は、日々の中にたくさんあります。だから、私たちリベルテはその「何気ない」人の個性や想いを大切にしていくことを活動の主軸に置きます。

それを実現する為に、まずは地域の中に障害のある方の活動を支える場をつくります。行為や表現、関係やそれらが生まれる時間と場所、機会をつくっていきます。人々を緩やかに巻き込み多様な価値観を肯定していく仕掛けを考え試行し続けます。そして、人が日々暮らしの中にある何気なく決定している選択や気持ちや考えを尊重しながら、「何気ない権利」と「自由」を実践していきます。

その為には、障害者福祉事業として個別具体的な支援と実践を継続的に行う必要があります。特定非営利活動法人格を得ることで個々の人と社会を、支援を媒介しながら繋げていくことが出来るようになります。法人の名前はフランスの詩人ポール・エリュアールが第二次世界大戦中に発表した「Liberté自由」と言う平和と自由を謳う詩から取りました。何気ない、しかし大切な個性や自己決定であり自由を、障害のある方たちと、尊重していける社会や人、関係づくりを行っていくために特定非営利活動法人リベルテを設立します。