リベルテのひび

『障害のある人と共に表現でひらく学びの環境』

|開催日時|

2025年3月29日 10:00〜17:30

|開催場所|

犀の角(長野県上田市中央2丁目11-20)
オンライン同時開催(Youtube LIVE予定 配信は第二部まで)

|申し込み方法|

(電話)0268-71-7358
(メール)mail@npo-liberte.org
(Googleフォーム)
https://docs.google.com/forms/d/1Cv4-BdGSH7HFjER-HhM_3zeUEfF20GQaCklTGF3Z5XM/viewform

電話・メールでのお申し込みは上記のリベルテまで。

お名前・所属・当日連絡がつく連絡先、午前・午後・交流会の参加希望をお知らせください。

オンライン配信を予定しているYoutubeのURLはお申し込み後にお知らせいたします。Learn by Creation NAGANO、リベルテのSNS等でもお知らせします。YOUTUBE配信は1部と2部のみです。

|開催趣旨について|

いま、生涯を通した学びの重要性は「リスキリング」や「学び直し」といった言葉で社会に認められつつあります。
一方で、障害のある人はそうした場所へのアクセスが難しい現状があります。
社会全体として障害のある人との出会いが身近ではないため、誤解や偏見が生じやすく、結果として障害のある人たちとともに新しい学びや関心を広げる場が生まれにくいという課題があります。
そうした失われた機会がありながらも、ケアの現場では「初めて友人ができて居酒屋へ行く」「人生で初めて銭湯に入り、自宅以外で泊まる体験をする」「通所する通勤路をアートプロジェクトで見直して参加者と街歩きする」というような瞬間がたくさん生まれており、障害のある人とともに学ぶ場の可能性を感じています。
「学ぶ/学びたい」個人を中心に同心円がたくさん生まれ波紋となるようなイメージで、障害のある人の関心から出会いや学びの機会が広がっていく、その環境をどう地域の中で作っていけるのか? 共に考え、未来の学びの場を築くための第一歩としたいと思います。
リベルテは「何気ない自由」や「権利」を障害のある人とともに尊重していける社会や関係づくりを目指し、長野県上田市を拠点に2013年から活動しています。
私たちは「出会いと、そこで生まれる表現」から障害のある人の地域社会での役割や居場所、機会を模索してきました。
今回、組織や役割、年齢も越えて共に学び合う場をつくり、長野県に学びの関係人口を増やすことを目指している Learn by Creation NAGANO と共催でイベントを開催します。
このシンポジウムでは、午前の部ではリベルテの文化事業で制作した街歩き作品を体験し、午後の部では障害のある人が地域の中で「学びたい人」を中心にひろがる機会を持つために何が必要か、どのように地域とつながる場をつくることができるのかを参加者と共に考えます。
NPO法人エイブル・アート・ジャパンの東北支部とNPO法人ポラリスが地域で取り組んでいる実践例を共有しながら、学びの機会をどのように広げていくか、具体的なアイデアを話し合う場にしたいと思います。

|対象者|

【行政関係者】 県・市町村の生涯学習担当者、福祉課職員
【NPO・地域団体】 生涯学習・障害者支援に関わる組織
【教育関係者】 養護学校・特別支援学校・放課後デイ関係者
【アーティスト・文化活動関係者】 地域での学びの場づくりに関心がある人
【市民】 障害のある人やその家族、支援者など

|全体プログラム|

10:30 – 12:00 交流ワークショップ
13:00 – 14:45 第1部 事例紹介  (休憩15分)
15:00 – 16:00 第2部 パネルディスカッション (休憩15分)
15:15 – 17:00 第3部 オープンディスカッション  
17:30 – 19:00 交流会

|参加定員・参加費|

午前:交流ワークショップ 15名(要事前申し込み) 無料
午後:シンポジウム&座談会 20〜30名程度(要事前申し込み) 無料
夜:交流会 希望者のみ (ドリンクは犀の角のカフェをご利用ください)

|イベント内容|

午前 交流ワークショップ街歩き(10:00-12:00)

「障害のある人とともに体験する街歩き「上田の下的🚽セーフティネット」を歩く」
ファシリテーター 最越あると(リベルテ)、MORO(リベルテ)、リベルテスタッフ、伊藤茶色(犀の角)
開場 10:00
開始 10:30
ルート 下的セーフティネット(犀の角〜上田駅方面〜袋町〜犀の角)

午後:シンポジウム & 座談会(13:00-17:00)

【第1部:事例紹介(13:00-14:45)】

(司会・コメンテーター)森 いづみ(県立長野図書館 館長、Learn by Creation NAGANO 副実行委員長)
(プロフィール)
Learn by Creation NAGANO 副実行委員長。県立長野図書館 館長。1991年、東京大学附属図書館に入職後、いくつかの国立機関を経て、2017年から信州大学附属図書館。県内の文化施設(美術館・歴史館・図書館)と大学との協働による「信州 知の連携フォーラム」に携わったことがきっかけで、2020年4月から現職。「資料・情報」「空間・場」「人」の3つの観点による図書館改革を引き継ぎ、全ての人に開かれた「共知・共創の広場」づくりに取り組んでいる。


[東北での障害者支援 × 生涯学習の取り組み+リベルテの紹介から]
話題①

「”わたしからはじまる、みんなの学び”仙台市における障がいのある人の生涯学習の取り組み」SOUP(障害者芸術活動支援センター@宮城)

(登壇者)
スウプノアカデミアのメンバー

伊藤栄光(エイブル・アート・ジャパン東北事務局 スタッフ)
(プロフィール)
宮城県塩竈市出身。大学時代に社会教育と出会い、2021年よりNPO法人エイブル・アート・ジャパンに所属、主に生涯学習の事業を担当する。2025年現在は、家業の釣船業を引き継ぐため、常勤を離れて、半分は塩竈で生活をしている。塩竈でも地域の生涯学習の取り組みができないか模索中です。

※スウプノアカデミアとは?
障害のある人の『まなび』の場を考えるプロジェクト。ここでは、学びたい本人が「好きなこと」「やってみたいこと」を自由に出し合います。そのアイディアをスタッフと共に練り上げ、みんなが参加するプログラムとして開催。テーマも集まる人たちも、毎回さまざま。学校を卒業したあとも自分の好きなことに取り組んだり、仲間を見つけたりする、気軽に語って試せる場です。


話題②

「復興支援から生涯学習への展開 “素敵に生きて素敵にはたらく” ポラリスの取り組み」特定非営利活動法人ポラリス


(登壇者)
田口ひろみ(特定非営利活動法人ポラリス 代表理事)
(プロフィール)
1991年に仙台市から山元町に移住。2015年に社会福祉協議会を退職、同年にNPO法人ポラリスを設立。東日本大震災によって甚大な被害を受け、 誰もが生きる力 の取り戻しが必要となった山元町で、 「障害のある 人もない人も共に素敵に生き・はたらく」をテーマに、生涯学習を通じたソーシャルワークに取り組んでいる。

話題③

「リベルテの文化事業の中で垣間見えた人生と表現から学び」


(登壇者)
最越あると・もーつ(特定非営利活動法人リベルテ メンバー もみもみの会会長、ゲームの会会長)
(プロフィール)
リベルテに所属。21歳のときイラストレーターを志し、絵の勉強を独学で始め、主に美人画を描く。その後、家族の影響で人々の精神性と知性を豊かにしたいという想いが強くなり、絵に向き合う中で感じた物足りなさから、想いを果たすために物語の勉強を始める。オンラインゲーム「REDSTONE」を始めて18年目。

武捨和貴(特定非営利活動法人リベルテ 代表理事、ゲームの会副会長)
(プロフィール)
2013年NPO法人リベルテを設立。21年から福祉施設と地域の境界線を曖昧にするというテーマで文化事業「路地の開き」を始める。街中を歩きドライフラワーを配る「パレード」、メンバーの視点での「街歩き」や福祉施設を舞台に災害・有事の「避難をする練習」をアートプロジェクトとして行う。妻と子2人、猫1匹と暮らす。


【第2部:パネルディスカッション(14:45-16:00)】

[テーマ:「ともに生きることと表現の現場から学びを見つめる」]
(登壇者)
村上梓(うえだイロイロ倶楽部|一般社団法人シアターアンドアーツうえだ)
直井恵(うえだ子どもシネマクラブ|NPO法人アイダオ)
秋山紅葉(やどかりハウス|NPO法人場作りネット)
(司会)
藤原佳奈(劇作家)


【第3部:オープンディスカッション(16:15-17:00)】

進行:西山卓郎(Learn by Creation NAGANO)、藤原佳奈、武捨
今日の振り返り(30分)
会場といっしょにテーマについて振り返る(15分)


【交流会(17:30-19:00)】

希望者のみ ドリンクは犀の角のカフェをご利用ください

|後援|

長野県社会福祉協議会社協 上田市 上田市社会福祉協議会

|協力|

NPO法人エイブル・アート・ジャパン
NPO 法人ポラリス

|共催|

Learn by Creation NAGANO 実行委員会

|主催・お問い合わせ|

特定非営利活動法人リベルテ
長野県上田市中央西1丁目9−5
(TEL)0268-71-7358
(MAIL)mail@npo-liberte.org