路地の開き2025“私と詩と詞と”「登らない登山、移動する井戸 ― ケアの源泉を探るトークイベント」

「私と詩と詞と」福祉、支援とは? 福祉施設として地域とアートを行うってどういうこと? 「ことば」を手がかりに福祉と地域の関係を見つめ直し、リサーチや詩作のワークショップ、トークを通じて「福祉施設の公共性」について考えます。施設内の日常の語りや表現を文学としてすくい上げ、自己と他者との関係性を紡ぐケアの源泉を共に探りませんか。
|チラシ|
★以下からダウンロードしていただけます(Googleドライブ経由pdf形式)
|開催日時|
1.10/25 (土) トーク「つくる言葉」田嶋健さん
生活に連なるものづくりとして上田で名付けられた「農民美術」を参照し、ものづくりや、ものを介した関わり合いを考えます。リベルテのたくさんのものを眺めながら、季節や地域にまで目を向けながら話す回です。

ゲスト:田嶋健(木版画家、イラストレーター)/木版画による作品や紙芝居などの制作のほか、郷土玩具の蒐集·制作も行う。自然や動物、信仰など、地域への眼差しと、どこかおかしみを帯びた作風が特徴。
会場:リベルテ旧アトリエ(上田市中央4-7-23)
時間: 13:30~15:30 (13:00 開場) 参加費1,000円
2.11/8 (土)街歩き「蛇丸の民話で歩く太郎山遊歩」+トーク「ほる言葉」上田個奈代さん
詩人·上田個奈代さんとともに、リベルテの創作民話をもとにした街歩きとトークを行います。この創作民話は、上田市のソウルマウンテン「太郎山」をモチーフに、その麓にあるリベルテの福祉施設を利用するメンバーとワークショップでつくります。イベント当日は、食堂「屯」でつくるこの日だけの「太郎山弁当」もご用意しています。トークではココルームの井戸掘りとリベルテの井戸掘りのこと、そして「ほる」ことについて言葉を交えます。

ゲスト:上田個奈代(詩人、ココルーム代表)/NPO 法人「こえとことばとこころの部屋(ココルーム)」を立ち上げる。釜ヶ崎に移転し、2012 年「釜ヶ崎芸術大学」を開講。2016 年にはゲストハウスのふりもはじめ、釜ヶ崎のおじさんたちとの井戸掘りなど、さまざまに地域との協働をはかる。
会場:犀の角(上田市中央2-11-20)
時間:【街歩き】10: 00~12:00 (9:30 開場)【ランチ】12:00~13:30【トーク】13:30~15:30 (13:00 開場)
参加費:通し参加1500 円、「街歩き」と「トーク」のどちらかのみ1000 円
*ランチ代別途1000 円(希望者のみ。要事前予約)
3.トーク「あつまる言葉」池田佳穂さん
場所づくりのはじまりである、人が集まるということ、そのまわリにある言葉とアクションについて考えます。枠に収まらないリベルテの様々な活動やアトリエ、そして移動式井戸の不思議も一緒に探る回です。

ゲスト:池田佳穂(インディペンデント·キュレーター)/東南アジアのアート·コレクティブ、カルチュラル·アクテイビズムなどをリサーチ。森美術館で経験を積み、2023 年独立。山中suplexの共同プログラムディレクターに加え、アートセンターBUG 、T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO で外部キュレーターを務める。
|路地の開きとは?|
福祉施設と地域の境界を曖昧にすることを目指す、リベルテ の文化事業です。
2021 年度は「公園づくり」、2022 年度は仮装して街中を歩きながらドライフラワーを配る「パレード」、2023 年度はメンバーの視点から街を読み返す「街歩き」を実施。
2024年度には福祉施設を災害・有事における「避難所」と見立て、合宿形式で「避難訓練」を行いました。
2022 年度から2024年 度にかけては、信州アーツカウンシルの伴走支援を受け実施しました。
プラクティスをし続けることができる福祉施設の公共性をアーティストや地域の人と確かめ、改めて出会った人と協働し合い、つくることを目的としています。
|申し込み方法|
★Googleフォームからのお申し込み
★電話・メールでのお申し込み
NPO法人リベルテ(電話:0268-71-7358・メール:mail@npo-liberte.org)まで、下記をお知らせください。
- お名前
- メールアドレス
- ご連絡先お電話番号
- ご所属、活動内容など
- 同伴者はいますか?(18歳未満の方は、ご家族もしくは介護者の同伴をお願いします。)
- NPO法人リベルテは、イベントを写真や動画で記録させていただきます。また、記録したものは、広報活動や活動報告のために使用する場合があります。撮影された写真、映像への写り込みに同意いただけますでしょうか?
同意する/同意しない(どちらか選んでください) - その他
参加にあたって、運営側に事前に伝えたいことがある場合や、何か特別な配慮やお手伝いが必要な場合は、こちらにお書きください。

|この取り組みについて|
2025 年度から数年かけて取り組むテーマは「私と詩と詞と」。その一環として、「路地の開き」が始まった場所であるアトリエ「roji」の庭に井戸を掘る計画を進めています。今年度は福祉施設としてのリベルテの日常の中にある「ことば」を手がかりにトークイベントと展示会を実施します。
リサーチとして地域の井戸や水脈を巡ろうと、リベルテの福祉施設のある街を見下ろせる太郎山登山を計画しました。しかし登山の練習を経て「登れる」ことそのものよりも、人に願いや思いを託すく代参>や、井戸を囲み世間話を交換し合う<井戸端話>という工夫や関係のあり方に着目するようになりました。
「登らない登山、移動する井戸」では、リベルテの場とそこに集まる人びとのあり方から、私たちは何を社会に託そうとしているか、これから出会う人やすでに出会った人に向けて「ことば」にする練習をしようとしています。「ことば」からケアの源泉を探る試みに、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
|アクセス|
[車でお越しの場合]
上信越自動車道 「上田菅平インターチェンジ」より約10 分
[公共交通機関でお越しの場合]
北陸新幹線「上田」駅より徒歩で約15 分
|主催等|
制作:一般社団法人シアター&アーツうえだ、山川陸
後援:上田市、上田市教育委員会協力:うえだイロイロ倶楽部、のきした
主催: NPO 法人リベルテ
令和7 年度長野県地域発元気づくり支援金
|お問い合わせ|
特定非営利活動法人リベルテ(担当:黒岩友香)
386-0023 長野県上田市中央西1丁目9−5
(TEL)0268-71-7358
(MAIL)info_lbrt@npo-liberte.org